「第99回箱根駅伝観戦記」“激走の記憶と記録” リベンジ叶った早稲田!シード権掴む!
柏木芳夫(S48商)
駒大と青学の2強対決と予想されていた正月の箱根駅伝。終わってみれば駒大が往路も復路も先頭を堅持、2年ぶり8度目の完全・総合優勝!タイムは10時間47分11秒。史上5校目の大学駅伝三冠達成!有終の美「男だろ!」大八木弘明監督は3月で勇退を発表した。準優勝は中大、3位青学で連覇ならず、4位國学、5位順大、6位前回13位で予選会4位の早大10時間55分21秒、法大、創価、城西がシード獲得、10位東洋までがシード校。シードを落としたのはY.ヴィンセント一人の東京国際と帝京(1/8の大学ラグビー決勝では73-20早大大敗したが)だ。駒大の勝因は花の2区で大エースの激走をした田澤廉4年と、山を制した1年生2人、5区山上りの山川拓馬と6区山下り区間賞の伊藤蒼唯の快走だ。常に状態の良い選手の起用ができる層の厚さだ。さて早大、往路1区の間瀬田純平(スポ科1年)が14位で出遅れたが、3区で大エースの井川龍人(スポ科4年、九州学院)が区間2位タイの快走で5位に浮上、9人抜き!この走りがなければ今秋は2年連続の予選会挑戦だった。彼は旭化成で競技を続ける。復路の6区箱根山下り、5位で走り出した北村光(スポ科3年)は、“光って”区間3位で駆け下りた。小田原での3位襷渡しには歓喜!全体的にはミスも少なく、大手町では6位でフニッシュ、見事にシード権を取り戻した。でも駒大とは8分10秒差、距離にすると2.7km位か、10人皆があと50秒頑張らないと優勝争いには絡めないのか。でも今回のメンバー10人中8人が残る。特に山の2人、伊藤大志と北村光は大きな武器だ。補欠だった5人も成長してくれるだろう。来春は100回記念大会、秋の予選会は全国の大学に出場資格が与えられる。どんなドラマが待っているのか、今から号砲が待ち遠しい。最後に花田勝彦監督、「ワセダが弱くて正月の酒がまずい!」と言わせないで、、、
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